マスターズ1日目
今年の目標はあくまで11月の全日本マスターズだが、日体協主催のマスターズは同年代の選手の今年の仕上がりを見るチャンスでもある。
会場は石川県の内灘バンク、移動だけで500km。
金曜日の18時頃出発で24時にはバンクに着き車中泊
昔、山登りやツーリングで鍛えたどこでも寝られるスキルがあったハズなのだが最近枕が変わるだけで寝れない事に老化を感じつつ浅い眠りで朝を迎えた
今年からウエイトをして短距離に照準を絞った練習内容(乗込みが足りないともいう)に切り替え去年は1kmTT3位とポイントレース4位だったが
スプリントとケイリンにした
初日の番組表を確認すると両種目の予選があり通過しないと、一日目でお帰りになってしまう
車にはゴルフバックを積み込み、嫁にばれないように会社のパーソナルコンピューターでムフフな店をチェックをしておいたので最悪の場合プランBを始動させる
49x14をセットして決戦仕様で計量すると・・・6.4kg
マスターズ大会はやたら厳しくさらにサーベロを目の敵にしているので
急いで仕様変更
52x15にしてチェーンを長くし計ると6.885kgギリギリセーフ
スプリント予選(200mFTT)
4位までが準決勝進出で8位までが5-8位決定戦となる
当然4位までに入るのがいいんだがメンバーを見る限り8位までに入るのがギリギリだろうと予想。
まして直前のギヤ変更でどんなタイムがでるか判らない
この種目は助走が大事と良く言われるが助走で突っ込みすぎるといざ計測区間に入ったときに脚が終っているという失敗を繰り返してきたので引き付けて駆け下ろし
12.28 私にしてはまぁまぁのタイム
バンク内にそのまま残り、最終走者が終わり各選手のタイムを聞きくとギリギリ8位 しかし今年から韓国選手が一緒に走るという事であっさりトップタイムを出し押し出されて9位(TT)
このままプランBになるのかと心を小踊りさせながら(どっちやねん)次のケイリンに備える。
ケイリン 54x14 角さんにギヤ板借りてチェーンを半コマのばす
今回は1組目に強い人が固まっていて、2組目に入ってシアワセ
だがしかし、先ほど通っていた検車がナゼかシートポストで引っかかった
扁平率の3:1が引っかかったみたいだ
「他のサーベロは通っているのに何であかんの」
ノギスを出してはかり計算機を叩く検査員に食って掛かる
「あなたの自転車がダメだから計っているんです」
と私が差している他のサーベロは無視している
私「コレで実業団レースも出ているんですけど」
検「昔のサーベロはダメなんです」
私「UCI対策用にちゃんとカラーを入れて合法なポスト入れとんねん」
検「・・」
なんとも態度が悪い検査員だ(自分のことは棚にあげ)
しかしココでごねてても出られなくなるので、「じゃあ、どうやったら出して頂けるのでしょうか」と思いっきりへりくだってみた。
「じゃあポストにダンボールか何かを巻けばいいぉ」というので
レース直前にダッシュして
箱を失って行き場を失ったプロテインバーたち
1組目のレースを見るとホームが向かい風でそこから仕掛けると最後まで持たないみたいだったのでバックに入ってから仕掛けようと作戦を立てる
スタート
同組は先ほどのスプリント予選で4位に入った石川県の選手がいたのでその番手に納まる3番手で周回を重ねてペーサー離脱
ジャンを聞いても中々仕掛けがなく運命の最終バック
後ろから2人ほど上がってきてうちに包まれてしまった
本命の石川県の選手が動けずわずかに空いた外を着いて一気に捲くり
1着
あとから審判が謝ってきた
「さっきのポスト合法でした」
「おいおい スタート前にダッシュさせ足かせまで付けさせられ走ったんや、なによりプロテインバーに謝れ!!土下座や土下座!!」
と負けてたら確実に追い込みかけてたところだが、1着と機嫌上々だったので
「おぅ気をつけな」と
プランBを封印しつつ金沢の夜へ消えていった。